仮想通貨「ネム(NEM,XEM)」の超初心者向けまとめ記事です。
特徴・仕組みから、取引所や、カタパルト・ハーベストの話までします。
もくじ
概要
ネム(NEM,XEM) | |
---|---|
仮想通貨ランキング | 12位 |
主な取引所 | Zaif |
管理者 | ネム財団 |
公式サイト | nem.io |
時価総額 | 約5480億円 |
1XEM = | 約59円 |
生年月日 | 2015年 3月 31日 |
なにかんがえてるの | 「この先大丈夫かな?」 |
※2018 2/16現在 |
コインチェックの風評被害に苦しむ、魅惑のアルトコイン
ネム(NEM,XEM)は、匿名通貨の1つです。
ネム(NEM)という名前は、New Economic Movement( 新 経済 運動)から取られてます。
なお単位はゼム(XEM)です。
特徴
個性的な特徴がいろいろあります。
PoI ~proof of importance~
ネムの採掘(仮想通貨発行)は、ビットコイン(PoW)やイーサリアム(PoW)(PoS)、リップル(PoC)らとは異なり、
PoC (proof of importance 訳:重要性の証明) を採用しています。
これは、「ネムの取引量・残高が多い所有者がネムを採掘できる」というシステムです。
PoWのように電気代を大量消費する必要がなく、
PoSよりは比較的富が集中し辛いです。
マイニングのシステムの比較は後日記事を改めて書きます。
ハーベスト(ネム版マイニング)
ネムではビットコインなどとは違い、既にすべての枚数(8,999,999,999枚)を刷り終わっています。
ネムにおける、他通貨での「マイニング(採掘)」は
「ハーベスト(収穫)」です。
ネムユーザーの取引手数料が、ネムホルダーに抽選で還元される仕組みです。
なお、ハーベストは10000XEMを保持していれば、PCをつけずに採掘できる可能性があります。
大掛かりなPC設備は不要の上、(比較的)安価な所有量で大量保持者とも対等に「ハーベスト」できます。
カタパルト
簡単に言えば、安全性と送金速度が更に向上する仕組みの導入が予定されています。
処理速度はビットコインの百倍になるとか…。
管理者
2016年12月以来、シンガポールのネム財団が中心に管理・運営を行っています。
チャート
2017年末の「爆上げ」後、すぐに戻ってしまっています。
ウォレット
上記のリンクから、ネムのウォレットをダウンロードできます。
一応アプリ版もありますが…ちょっと不安定でした。レビューもなんだか不安にさせます。PC版の方をおすすめしておきます。
取引所
国内取引所が現状ザイフ一択なのが少し残念です。
国内取引所
ザイフ、コインチェック
海外取引所
HitBTC など
ネムのメリット
PoIの最適性
ビットコイン(PoS)やイーサリアム(PoI)よりも、
(最適解であるかは別として)洗練されていると思います。
ハーベスト
これはビットコイン・イーサリアムらよりも、はっきりと、
取引の承認の報酬を公平に分配しているでしょう。
送金速度・手数料
早くて安くて便利です。
ネムのデメリット
現状
現状実世界での利用方法が皆無に近く、投機アイテムに過ぎないです。
また、決済手段としてビットコインやJPYと比べて必須である要素も見受けられない。
方向性が定まっていない
優秀なプラットフォームではありますが、今後何に利用されるのを目指すか、未だに定まっていない印象にあります。悪く言えば器用貧乏です。無限の可能性があるとも言えますが…。ビジョンが見えない点はマイナスです。
コインチェック騒動による風評被害
ただしこれは仮想通貨全体に言える脆弱性の問題で、ネムに限った話ではないのですが。
評価
☆3
コインチェック城の囚人。
編集履歴
・2018.6.14:評価を☆3.5→ ☆3に(投機手段以上の価値を創出できていないため)
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