仮想通貨「モネロ(Monero,XMR)」の概要、特徴、購入できる取引所や今後についての超初心者向けまとめ。
もくじ
概要
モネロ(Monero,XMR) |
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仮想通貨ランキング | 10位 |
主な取引所 | HitBTC、バイナンスなど |
時価総額 | 6000億円 |
1XMR = | 約38000円 |
発行枚数の上限 | 1840万枚 |
生年月日 | 2014.4/18 |
通称 | モネロ、XMR |
なにかんがえてるの | 「だれにでも知られたくないことの1つや2つ、あるでしょう?」 |
※2018 3/5現在 |
〜北朝鮮が認めた匿名通貨〜
仮想通貨モネロ(Monero,XMR)は、匿名通貨の一つです。
通貨単位はXMRです。
北朝鮮が悪用している報告があります。ただし、北朝鮮が開発や設計にかかわっているのではありません。
モネロ(Monero)は、エスペラント語で「通貨、コイン」の意です。
チャート
特徴
モネロ(Monero)は、高い匿名性が特徴です。
ただし、ダッシュ(ミキシング)やZキャッシュ(ゼロ知識証明)らほかの匿名通貨と、モネロの仕組みは異なります。
CryptNoteプロトコル利用
モネロは、ビットコインのソースコードを利用しない仮想通貨です。
なお、バイトコイン(Bytecoin,匿名通貨)も同様です。そもそもMoneroはBytecoinを元にして造られた匿名通貨です。

ワンタイムリング署名
モネロの一番の特徴です。
モネロの公開鍵は複数で作成し、署名します(リング署名)。
また、モネロのアドレスの鍵はワンタイムキーで発行されます。
これらを合わせたワンタイムリング署名が、モネロの匿名性を支える特長です。簡単に言うと、モネロは送金者や送金元をたどるのが非常に困難です。
送金速度
アルトコインおなじみの機能。モネロはビットコインよりは早いですが、ダッシュほどではないです(2分程度)。
マイニング
Proof of Work。なお、感染したパソコンにモネロを採掘させるマルウェアがあり、北朝鮮がこれを利用しモネロを不正に取得しているといわれています(後述)。
公式サイト
北朝鮮との関係
北朝鮮は、マルウェアで不正にマイニングしたモネロを、金日成総合大学への送金に利用しているようです。
前述したとおり、北朝鮮が開発や運営に携わっているのではありませんが、仮想通貨モネロは、北朝鮮や犯罪組織の利用に適し、なおかつ対応ができてない現状と言えます。
仮想通貨取引所
モネロ(XMR)は現在海外の仮想通貨取引所でのみ購入できます。
国内取引所
(コインチェック※)
※実質入手不可能
海外取引所
HitBTC、バイナンスなど
モネロ(Monero,XMR)のメリット
モネロのメリットについて。
“匿名通貨”の強み・将来性
匿名通貨(モネロ)のイメージは悪いですが、匿名送金の需要そのものは、一般市民の方々にもあるでしょう。敢えて実名を使って送金したい場面の方が、むしろ少ないかもしれません。
まああまりに価格が暴騰したら他に同じような匿名通貨はいくつもあるので、使われないと思いますが…。
“モネロ(Monero)”の強み
ワンタイムリング署名により、匿名性はしっかり確保できています。
モネロ(Monero,XMR)のデメリット
モネロのデメリットについて。
“匿名通貨・モネロ”の弱み・将来性
前述したとおり、モネロは北朝鮮など悪意のある利用に対して手段がありません。
仮想通貨への法整備が進む今後、ダッシュを含む匿名通貨は禁止されるリスクはあります。モネロは公的地位を得られないかもしれません。
モネロ(Monero,XMR)の評価
☆2.5
DASH同様、ハイリスクハイリターンな投機商品だと思います。
関連項目
モネロの仲間、匿名通貨たち。



編集履歴
・2018.7.2:
評価を☆3→☆2.5に
(匿名通貨だけ評価が高めなのを改める)
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