あんこキャッシュ
おとこのこ
もくじ
はじめに
「あんこキャッシュの草コイン」は私が趣味で調べている草コインを淡々とまとめるだけでしたが…
ネット上の言説で、
仮想通貨やICOに対するリスクや現状の隠蔽・嘘・無根拠な楽観があまりにも多く、仮想通貨投資(投機)が2018年ハイリスク・ローリターンでしか無い現実がほぼ周知がされていないように感じるのと、
詐欺・スキャム紛い(ただし「詐欺」だとは思いません。後述)のICOが多すぎる現状
に、
取り急ぎですが投資家たちを全力で冷静にさせ、止めるべくこの記事を書きました。また後ほど追記・修正します。
1.仮想通貨市場の現状
まずは仮想通貨投資の2018年の現状(トレンド)について説明します。
仮想通貨の取引高はピーク時の半分です。(2017.12:170億ドル→2018.4:74億ドル)
ここから緩やかに減っていくのか、再び仮想通貨市場に魅力を感じ参入する人が増えるのかは不明ですが、一時期の熱狂(「仮想通貨バブル(※)」。典型的なバブルの構図だと思うのでこう呼ぶ)はとっくに終わっています。2017年なら円天や野獣コインのような仮想通貨でも「仮想通貨」という理由で値上がりし続けていましたが…もうそのフェーズは終わっています。あぶく銭を稼ぐのはもうできないと考えてください。
おとこのこ


(※)「仮想通貨バブル」についての私見
2017年の12月〜1月 にかけて一時期値段が上がり続けていましたが、これはバブルとしか言えないと私は考えています。みんな上がると思ったから買っただけです。
そして重要なのは、
もうそういう根拠なしで何でも上がる市場のトレンドは終わってしまったので、これからはICO参加してもトークンを売り抜けるのは至難の技。
2.仮想通貨投資の本質(バブル)
出展:藤子・F・不二雄「ドラえもん(27)」しあわせトランプの恐怖 (小学館 1983.3)
爆弾ゲームです。それかババ抜き。バブルですから。
価値の無いものを買う→価値の無いものを買わせる→価値の無いものを買う→… このサイクルがあるだけです。
買う側が見出す価値は「より高値で売れそう」なので実質的には無いも同じです。だってその気になれば石ころでも代替できますから。
「仮想通貨で儲ける」……聞こえはいいですが、要するにそれは赤の他人に自分が買った値段以上で石ころを売りつけるのと本質的に違いはないです。ちゃんとその取引を成立させる自信はありますか。
3.仮想通貨投資の本質(取引環境)
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仮想通貨には、外国為替・株と違って実需がほぼ皆無です。そして規制もなくFXより市場規模が小さいですから、資産家による調整が容易です。インサイダーも何でもあり。
あとは取引所もやりたい放題です。コインチェックは言うに及ばず。日本第2位の大手仮想通貨取引所「Zaif」もビットコイン0円騒動で相場操縦、ロスカットも全て思いのままであることが発覚しました。(※唯一ギリギリで勧められるとすればビットフライヤーでしょうか。10万円までは補償がありますので。ビットフライヤーでビットコイン現物取引なら、まあ…)
この環境下で、インサイダー・資産家・職業投資家・機関投資家・AIらを出し抜ける自信がありますか?
4.「仮想通貨・ブロックチェーン技術」の将来と「トークン」の将来は全く別物
わかりますか?
「ブロックチェーン技術は未来を変える!!」こういう主張が、ビットコインやイーサリアムからXPまで仮想通貨を推す際幅広く見受けられます。しかし……トークンなんてビットコインとダッシュと他にいくつかあれば事足りるんですよ。それらの下位互換ばかりですから。 「仮想通貨・ブロックチェーン技術」にもし未来があったとしても、それと「トークン」の未来はほとんど関係ありません。
ex.)
おとこのこ
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ここに論理の飛躍があるのがわかりますか?
いくらブロックチェーンや暗号化の「技術」が素晴らしくても、「トークン」が生き残るかとは全く別の話です(必要条件でも十分条件でもない)。そもそも革新的技術が必ず人間社会に受け入れられるわけでもないです(例:原子力、貨幣経済)
Zcashはまだマシな方でもっと酷い混同例はいっぱいあります。(Zcashは比較的、というか仮想通貨の中では相当信頼度はましな方だと思います)

5.日本人が関わっていれば安心、では全く無い
おとこのこ
もし国産コインを買いたければ、モナコインや円天など既にいくつもあります。
日本人が発行していれば安心というのは幻想です。
カテゴリ:国産コインあんこキャッシュの草コイン
6.ICOの損は「詐欺(スキャム)」ではなく「投資」の結果に過ぎない
到底無理そうだがそれっぽいプロジェクトを並べる→トークン発行→プロジェクト頓挫
で、トークンが無価値になっても、「詐欺」として立件するのは難しいと思います。ただ単に私的にトークンを作って売ってそれが暴落しただけですから。
ノアコインを一例に話します。
「ノアコインでノアシティを作る!」というプロジェクトを目指しているポーズさえ取り続ければ、「詐欺」には当たらないでしょう。こんなのできるわけ無いので、悔しいですが。しかし見えてる地雷に投資をする投資家にも問題があると言わざるをえないです。

ICOは法的な整備が全然追いついていませんし、嘘や情報隠しが横行しています。投資者の立場が非常に弱いです。
ICOの参加は全くお勧めしません。
7.ネット上の仮想通貨関連言説の酷さ
無責任の具現化がそこにあります。とにかく買い煽りがひどいんです。
「既に買ってしまった!!」という人へ
あんこキャッシュ
あんこキャッシュ
前述した通り、仮想通貨投資、とりわけICOで損をしても「詐欺」(スキャム)には当たらない場合がほとんどです。悔しいかもしれませんが、投資をして失敗したのです。
ですが、必ず勝てる投資なんてありません。

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